ご挨拶

2011年3月11日に東北地方を襲った大地震と大津波は災害後数年経った今も人々の心に大きな影を落としています。私たちは日本を離れてニューヨークで働いている精神科医、サイコロジスト、ソーシャルワーカー、メンタルヘルスカウンセラーなどの集まりです。普段はバラバラに活動をしている私たちですが、2011年の東北大震災をきっかけに、ニューヨークからでも被災地支援のためにできることをやっていこうという声が多くあがりました。その結果がこのウェブサイトです。 被災した方々、とくに学童期のお子さんをお持ちの親御さん、学校で児童生徒に直接関わっている先生方に役に立つような情報を提供することから始めよう、ということになり英語で書かれた心のケアに関する資料を訳して掲載をはじめました。アメリカで9.11(同時多発テロ)事件やハリケーン・カトリーナ後の支援活動において使用され、有益であった情報も含まれています。「ウェビナー」ぺージではNYで収録された心のケアに関してのビデオ録画を掲載しています。

また私達のグループは被災地の学校訪問を通して子ども達の心のケアを現地で担っている教師、スクールカウンセラー、養護教員などの方々をサポートする活動も行っています。2020年現在も数回に渡って東北地方の学校支援を続けています。さらに被災地にある大学の心理学科の講座で講義をさせていただく機会なども与えていただきました。

東北大震災をきっかけに始まったこの活動ですが日本はその後もいくつかの大きな自然災害に襲われています。このウェブサイトの内容は不幸にもそのような災害に襲われた地域の方々の心のケアに役立つ情報を掲載していますので、より多くの方々に使っていただけると幸いです。


JAMSNETサブグループ
メンタルヘルスネットワーク代表

斉藤恵真

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