在NY日本国総領事館からの新型コロナウィルス関連情報:Updated information on COVID-19 from Consulate General of Japan in NY (2020年5月20日)
【領事窓口業務の一時的変更及び予約制の導入のお知らせ】
◎当館は5月22日(金)から以下のとおり領事窓口時間を延長するとともに予約制を導入いたしますので,ご来館予定の方におかれては,事前の予約をお願い申し上げます。
1 領事窓口の業務日
月曜日,水曜日,金曜日(除,休館日)
2 受付時間
09:30~13:00
(査証(ビザ)申請受付:12:00~13:00)
3 予約方法・電話番号
以下の予約専用電話番号にお電話の上,予約を御願いします。なお,電子メール等による予約は受付けておりません。
予約専用電話番号:(212)371-8222 内線486
詳細は以下リンク先をご参照ください。
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-05-18.html
◎5月25日(月)はメモリアル・デーのため休館となりますのでご注意ください。
◎当館ホームページ上に新型コロナウイルス関連情報のページを作成しております。
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html
ご不明な点ありましたら当館までご連絡をいただきますようお願いします。(電話:212-371-8222)
【州政府等による措置等のポイント】
(注)各州政府の措置等についても,できる限り正確な情報を記載するよう努めておりますが,ご自身に関係する事項については,米側当局が提供する情報に依拠してください。
◎(NY州)クオモ知事のメッセージ(5月20日)
– 昨5月19日の総入院者数は5570人と4日連続6000人を下回り(37日連続減少),一日の入院者数(直近3日間平均)も295人と300人を下回った。また,同日の死者数は112人と9日連続200人を下回った。
– NYも含め全米で低所得層とマイノリティが深刻な被害を被っている。州は,Northwell Healthと連携して,NY市の教会で低所得コミュニティの住民8千人を対象に抗体検査を実施したところ,低所得者やマイノリティ(特にヒスパニック系や黒人)が集中するコミュニティでの陽性率が高いことがわかった(※結果は別掲)。
– そのため,このような深刻な影響を受けているコミュニティを対象とした戦略を練って対応する必要がある。具体的には,Northwell Healthと連携して抗体検査場となる教会を44へと倍増する。また,SOMOSコミュニティケアとも連携して主にマイノリティが多いコミュニティの教会で新たに28の抗体検査場を設置する。さらに,これらの計72の検査場で,個人防護具(PPE)・消毒ジェルの提供,他者との距離の確保や公衆衛生に関する教育を行う。加えて,NY市の公営住宅での抗体検査場も8から40へ拡大する。
– このような傾向は,NY市だけではなく,州全域,国全体でも同じ傾向にある。そこで,州内全ての地方政府に対し,低所得コミュニティにおいて抗体検査を実施するよう指示する。
– 再開について,5月21日(木)以降,他者と一定の距離を確保し行事参加者がマスクを着用することを条件に,10名以下の規模の宗教行事の開催を認める。また,Interfaith Advisory Councilを開催し,宗教行事を安全に再開させる方法について宗教コミュニティの代表者と議論する。
– 経済社会活動が再開しつつあるが,感染率は一人一人の行動次第で変動するので,各人が自身の役割を果たすしかない。そのためには,マスクの着用が重要である。以前,最前線で働く労働者の陽性率が州やNY市の平均より低いという結果を伝えたが,これはマスク等の防護具の使用や消毒措置により,NY州民の安全を守ることが可能であることを示している。
– マスク着用を奨励するビデオ作品のコンテストを実施する旨発表したところ,これまで600本以上のビデオ作品の応募があった。本5月20日から25日までの期間,州のサイト(https://forms.ny.gov/s3/New-York-Video-Vote)において5人のファイナリストのビデオ作品の閲覧・投票可能であり,5月26日に優勝作品が発表され,州の広告に使用される。ぜひ投票してほしい。
◎(NY州)抗体検査の結果
・本5月20日に発表されたNY州の教会において実施された主に低所得コミュニティを対象とした抗体検査の暫定結果(今回8000人)は以下のとおりです。
陽性率
NY市の平均(参考) 19.9%
全体 27%
ブロンクス 34%
ブルックリン 29%
マンハッタン 20%
クイーンズ 25%
スタテン島 19%
・最も影響を受けたコミュニティのトップ10は以下のとおりです。
地区 エリア 郵便番号 陽性率 10万人当たりの入院者数
Bronx Morrisania 10456 43% 3.26
Brooklyn Brownsville 11212 41% 3.62
Bronx Pelham Gardens 10469 38% 5.91
Bronx Soundview 10472 38% 3.55
Queens Hollis 11423 35% 2.94
Brooklyn Crown Heights 11213 34% 3.78
Brooklyn Canarsie 11236 33% 3.01
Bronx Mott Haven 10454 33% 3.47
Bronx Longwood 10459 33% 4.85
Bronx Coop City 10475 33% 4.17
NYC 平均 19.9% 1.80
◎(NY州)経済社会活動再開の関する情報
– 州内10地域における7基準の充足状況( 本5月20日19時時点)
https://forward.ny.gov/regional-monitoring-dashboard
*7基準全てを満たしている7地域
(1)セントラルNY
(2)フィンガーレイクス
(3)モホークバレー
(4)ノースカントリー
(5)サザンティア
(6)ウエスタンNY
(7)キャピタルリージョン
*5つの基準を満たしている1地域
(8)ミッドハドソン
*4つの基準を満たしている2地域
(9)ロングアイランド
(10)NY市
– 基準を全て満たした地域での再開に向けた事業別ガイドライン
https://forward.ny.gov/industries-reopening-phase
– 基準を満たしていない地域へ有効となっているNY State on PAUSE政策
https://coronavirus.health.ny.gov/new-york-state-pause
– 上記情報の概要を当館HPにも掲載しておりますので併せてご利用ください。
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/states.html
◎(NY市)デブラシオ市長のメッセージ(5月20日)
– 今次パンデミックは高齢者,特に高齢者施設の入居者に深刻な被害を与えている。NY市には169の高齢者施設があるが,高齢者を守るための4つの計画を発表する。(1)各高齢者施設において3000件/日のウイルス検査を実施する。(2)陽性となった職員は自宅待機が求められるため,その間働く職員を派遣する。(3)疫学,メンタルヘルスに精通した者から構成される10のアウトブレイク対応チームを結成する。(4)自宅療養への移行を推奨する。
– 子どもの予防接種の接種率が低下している。3月23日から5月9日の間の全投与数は昨年と比較して63%減少している(2歳以下は42%減,3歳以上は91%減)。予防接種は子どもと地域社会を守るための要であり,市内1000か所以上においてVaccines for Children programの一環として無料で接種できるのでかかりつけの医師か1-844-692-4692に電話してほしい。接種のために出かける必要はない。
◎(NJ州)マーフィー知事のメッセージ(5月20日)
– 昨19日時点の新規入院者数,現在の総入院者数,ICU患者数,人工呼吸器を使用している患者数は5月5日(2週間前)と比較し,確実に減少している。しかし,10万人あたりの新規感染者数,入院者数,1日の死者数をNY,CT,PA,CA,TX州と比べると,NJ州は入院者数及び1日の死者数において一番多い(10万人あたりの新規感染者数が一番多いのはCT州)。引き続き,確実に安全と判断できる状態になるまで,ソーシャル・ディスタンシング等の協力をお願いする。
– ウォルマートはクエスト社(Quest Diagnostics)とともに,ガーフォールド,ノースバーゲン,キアニー,フレミントン,バーリントン,ハウエル,マウント・ローエルの店舗において,セルフのスワブテストを実施する。
ドライブスルー方式でのセルフのスワブテスト(ウォルマート店内では実施されない)で,午前7時から9時の間,来週は火・水・金,6月1日(月)の週からは月・水・金で行われる。事前予約制なので,下記サイトからアクセスしてほしい。
https://myquest.questdiagnostics.com/walmart/web/mycovid19test
– パーセケリー州保健局長より,感染経路の追跡要員を装って,ソーシャル・セキュリティ番号(SSN)や銀行口座番号を聞き出す犯罪が報告されている。追跡要員はSSNや銀行口座番号を聞くことはないので,見知らぬ番号からの電話には気をつけてほしい。
◎(PA州)ウォルフ知事のメッセージ(5月20日)
– できるだけ多くの州民が仕事に復帰できるよう,州全域での検査能力の強化や接触者追跡プログラム(contact-tracing program)の実施等に取り組んでいる。
– 州内でのプロスポーツの再開に関するガイダンスを数日以内に発表する。
◎(WV州)ジャスティス知事のメッセージ(5月20日)
– ウイルス検査の累積陽性率は1.92%であり,良い傾向。
– 5月26日からDMVが予約制で対面式のサービスを再開する。なお,運転免許の更新や登録等についてはオンラインで行ってほしく,アポの予約を含む各種サービスについては下記サイトへアクセスして行ってほしい。
WV州DMVウェブサイト:https://transportation.wv.gov/dmv/Pages/default.aspx
– 5月22日・23日の午前9時から午後4時の間,以下の場所で無料のウイルス検査を実施する。
・カベル郡:16th Street Baptist Church, 16479th Avenue
・カナウワ郡:Schoenbaum Family Enrichment Center, 1701 5th Avenue
・マリオン郡:Windmill Park, 900 Ogden Avenue
・モナンゲリア郡:5月22日:Big Lots, 902 Fairmont Road,5月23日:WVU Coliseum, 3450 Monongahela Boulevard,Mountainview Elementary School, 661 Green Bag Road
– コロナウイルスのパンデミックの間のWV州民による取組や協力へ感謝を込めて,WV州民は6月1日~8月31日の間,州立公園のロッジ(宿泊施設)を30%引きで利用できるようになる。下記サイトから予約でき,Promo CodeはWVSTRONGである。
WV州立公園サイト:https://wvstateparks.com
州政府プレスリリース:https://governor.wv.gov/News/press-releases/2020/Pages/Gov.-Justice-announces-WVSTRONG-discount-for-West-Virginians-staying-at-state-parks.aspx
◎ビジネス関連情報
・各州等のビジネス関連情報は以下をご覧ください。
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/covid19-sb.html
【感染者数等に関する情報】
5月20日現在,当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。(カッコ内は前日の数)
○ニューヨーク州:感染者数 354,370名(352,845名),死者数 22,976名(22,843名)
・感染者数内訳(主なエリア)
ニューヨーク市:感染者数 194,550名(193,821名),死者数 14,858名(14,782名)
NY市の内訳
クイーンズ区: 59,752名( 59,508名)
ブルックリン区: 52,889名( 52,681名)
ブロンクス区: 43,418名( 43,270名)
マンハッタン区: 25,391名( 25,293名)
スタテン島区: 13,100名( 13,069名)
ナッソー郡: 39,368名( 39,295名),死者数 2,550名( 2,541名)
サフォーク郡: 38,411名( 38,327名),死者数 1,840名( 1,822名)
ウエストチェスター郡: 32,517名( 32,402名),死者数 1,430名( 1,424名)
ロックランド郡: 12,831名( 12,798名),死者数 447名( 445名)
○ニュージャージー州:感染者数 150,399名(149,013名),死者数 10,747名(10,586名)
○ペンシルベニア州:感染者数 64,412名( 63,666名),死者数 4,767名( 4,624名)
○デラウェア州:感染者数 8,194名( 8,037名),死者数 310名( 304名)
○ウエストバージニア州:感染者数 1,545名( 1,509名),死者数 69名( 68名)
○コネチカット州フェアフィールド郡:感染者数 14,719名(14,522名),死者数 1,167名( 1,160名)
○プエルトリコ:感染者数 2,866名( 2,805名),死者数 125名( 124名)
○バージン諸島:感染者数 69名( 69名),死者数 6名( 6名)
【在米団体等によるビジネス関連ウェビナー】
・Crain’s New York Business主催「Local small business relief」
- 日時:2020年5月21日(木)午後4:00~5:00 (米国東部時間)
- パネリスト:(1) Gregg Bishop, Commissioner, NYC Department of Small Business Services (SBS),(2) Beth L. Goldberg, New York District Director, U.S. Small Business Administration’s (SBA),(3) Randy Peers, President, Brooklyn Chamber of Commerce(モデレータ:Christine Haughney Dare-Bryan, AME Special Projects, Crain’s New York Business)
- 講演言語:英語
- 参加費:無料
- 申込み方法:右記よりお申し込みください。 https://register.gotowebinar.com/register/3778918516995388687
【医療関係情報】
◎CDCはホームページ上で新型コロナウイルスの典型的症状として「熱,咳,息切れ」を挙げています。これらの症状があり,感染が疑われる場合は医療機関に電話で相談をした上で,医療機関の指示に従って受診してください(特定の医療機関がない場合には地元保健当局等(NY市の場合は311)に電話してください)。
CDCホームページ:https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-nCoV/index.html
・新型コロナウイルスに関する予防措置については以下のサイトをご覧ください。
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html
・ニューヨーク市作成の新型コロナウイルスに関するファクトシート(発症した場合等の対応が日本語で記載されています)。
https://www1.nyc.gov/assets/doh/downloads/pdf/imm/coronavirus-factsheet-jp.pdf
◎当地の病院やクリニックは,完全予約制を導入し,付き添い人数を制限(一人のみ)するなど予防措置をしながら外来を受け付けているところが多い模様です。また,一部の病院では電話診察,オンライン診療(有料)を導入しているところもあるようです。ただし,当地の医療事情については,日々状況が変化しますので,皆様ご自身で病院やクリニックのHPや直接電話するなどして,ご確認くださるようお願いします。
******************************************************************
■ 本お知らせは,安全対策に関する情報を含むため,在留届への電子アドレス登録者,「緊急メール/総領事館からのお知らせ」登録者,外務省海外旅行登録「たびレジ」登録者に配信しています(本お知らせに関しては,配信停止を承れませんのでご了承願います。)。
■ 本お知らせは,ご本人にとどまらず,家族内,組織内で共有いただくとともにお知り合いの方にもお伝えいただきますようご協力のほどよろしくお願いいたします。
■ 在留届,帰国・転出等の届出を励行願います。
緊急時の安否確認を当館から行うために必要です。
以下のURLから所定の用紙をダウンロード後, (212)888-0889までご連絡ください。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/b/02.html
■ 在ニューヨーク日本国総領事館
299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171
TEL:(212)-371-8222
HP: http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/html/
facebook: https://www.facebook.com/JapanConsNY/