米国テロ遺族が福島県南相馬で交流 2019年8月2日
08月02日 10時12分
2001年のアメリカの同時多発テロで被災した人たちが、1日、福島県南相馬市の災害公営住宅を訪れ、原発事故でいまも避難を余儀なくされている人たちとのり巻きを一緒に作って食べるなどして交流しました。
2001年のアメリカの同時多発テロで家族を失ったり 、被災したりした人たちでつくる「911家族会」は 、JAMSNET理事でもある柳沢先生ご夫妻が主導されており 、震災の翌年から東北の被災地を訪れています。
1日は、この団体が南相馬市の災害公営住宅を訪れ、原発事故でいまも避難を余儀なくされている人たちと交流しました。
机を囲んで協力してのり巻きを作り、かんぴょうやキュウリといった具材を炊いたコメとのりで巻いて「大蛇巻き」とよばれる長さ6メートルののり巻きを完成させると喜び合っていました。
そして、完成したのり巻きや豚汁を食べながら、互いのいまの暮らしや心境を語り合うなど交流を深めていました。
911家族会のアメリカ人の女性は「2012年から東北の被災地の人たちと交流を重ねていますが、年々、笑顔が戻ってきているような気がします。自分自身も多くの人に支えられたので、今度は支える側として毎年、福島を訪れたい」と話していました。
911遺族と福島被災者との交流会が下記のニュースで紹介されていましたので、ご覧ください。