第5回ジャムズネットワールド会議・シンポジウム in NYC


2018年10月5日,6日の期間に、第五回JAMSNET WORLD 会議、シンポジウムが開催されました。5日のレセプションでは本間代表、ジャムズネット東京理事であり外務省診療所所長の仲本光一氏による挨拶から始まり、2018コータローバーンズアワード受賞式も行われました。

6日午前9時~11時まで開催されたJAMSNET WORLD 会議では、主にJAMSNET各地の活動報告、3年5年10年後のFuture Visionについて話合われました。今回のJAMSNET WORLD会議を通して、JAMSNET WRLDは健康と社会福祉の情報ネットワーク、緊急時のサポート、紹介・相談のサポートをする団体であり、外務省、領事館との協力は非常に重要であること、また領事館が直接対応できない部分にJAMSNET が効率的に対応し、互いの関係が有効に機能していることが確認されました。今後の課題として、南米、アフリカにも拠点を作り広げること、経済的に効率よく運営するために寄付などを得る手段として、ソーシャルメディア、ウェブをうまく使い、現在一番進んでいるJAMSNET東京と各地をつないでいくシステムを作ることなどがあげられました。

午前11時15分~午後5時30分まで開催されたJAMSNET WORLD シンポジウムでは、「海外における邦人支援と医療事情」、「海外における介護事情」、「今日からの生活のヒント」をテーマに世界各地より10名の医師、専門家による公演がおこなわれました。「海外における邦人支援と医療事情」では、海外では社旗制度も医療事情も違いまた国によってどの様に事情が違うのか、その国での体験を含めお話しいただきました。「海外における介護事情」では、認知症サポーターを育成し、日経高齢者向け住宅を運営しているトロントのモミジヘルスケア協会の報告を聞き、同じく認知症サポーター養成の活動やシニア向けの支援をしているニューヨーク、フィラデルフィアからも代表を迎えデイスカッションをしました。「今日からの生活のヒント」では古武術を利用した介護方法、東日本大震災の実経験を通して得た困難を乗り越える力について、そして様々な感染症と癌についてなど、大変興味深いおはなしをして頂きました。そしてシンポジウムの締めくくりとして、一日のイベントでの質問、また医療、教育、福祉に関する質問、日ごろの疑問点などをお受けし、デイスカッションが行われました。

第五回ジャムズネットワールドシンポジウムで発表されたスライドPDF版をこちらよりご覧ください。